ジブリパークはスタジオジブリの世界観を表現したテーマパーク。パークに行く前にはもちろん!ジブリ作品を観てから来園した方が120%楽しめます!
ジブリ作品もたくさんありますが、どの作品を観るべきでしょうか?それはお持ちのチケットによって異なります。

意外ですが、大おさんぽ券スタンダードの方は「となりのトトロ」の復習は後回しなんです。
この記事では「ジブリパーク大さんぽ券プレミアム」でジブリパークに行く方が、来園前に観なおしておくべきジブリ作品をご紹介します。
そしてそれらの作品がどのエリアのどこで表現されているのかも一緒にお伝えしておきます。
- ジブリパークに行く予定の人
- ジブリパークおさんぽ券プレミアムをゲットした人
- 久しぶりにジブリ作品を観たい人
まずは「大さんぽ券スタンダード」でもご紹介した6作品がベースになります。
- ハウルの動く城
- 魔女の宅急便
- もののけ姫
- 借りぐらしのアリエッティ
- 千と千尋の神隠し
- 天空の城ラピュタ
大さんぽ券スタンダードをゲットした人が観るべきジブリ作品6選!
さらにプレミアムの場合は、
- となりのトトロ
- 耳をすませば
- 猫の恩返し
が加わります。
ネトフリを登録している方は、VPNを通すことでセキュリティ向上しながらジブリ作品も観られるようになります(もちろん合法!)興味のある方はこちらの記事ものぞいてみてください。
ネトフリでジブリ作品を観る方法|VPNでセキュリティ向上も!
ジブリパーク(通称:ジブパ)とは

愛知県長久手市にオープンしたジブリパークは、ジブリ作品の世界観を表現したテーマパークです。広大な愛・地球博記念公園(通称:モリコロパーク)内に点在する、ちょっと変わったテーマパークなのです。
- 2022年11月「ジブリの大倉庫」「青春の丘」「どんどこ森」がオープン
- 2023年11月「もののけの里」オープン
- 2024年3月「魔女の谷」オープン

ほかにチケット不要エリアもたくさんあるわん
チケット制度の概要

ジブリパークはチケット制度がちょっと変わっています。
チケットは大きく分けて3種類 ※【】は通称
- 大さんぽ券【プレミアム】
- 大さんぽ券【スタンダード】
- 各エリア券…4種類
どのチケットも当日券の販売はなく、事前にチケットを購入してから行く必要がある点が他のテーマパークと大きく違うところですね。
チケットの販売は2ヶ月前の10日午後2時に一斉販売スタート!先着順です。
例)7月のチケットは1日のチケットも31日のチケットも、5月10日の午後2時に一斉販売されます。

直前でもチケットが取れる裏技については別記事で紹介しています
ジブリパークのチケット情報|来園直前でも取れる究極の裏技まで紹介
ジブリパーク大さんぽ券【プレミアム】の基本情報

ジブリパークのチケットの中でも、大さんぽ券プレミアムはすべてのエリアを回ることができ、すべての建物内観覧もできるまさにプレミアムなチケットです。
大さんぽ券プレミアム値段表 | 平日 | 土日休 |
大人(中学生以上~) | 7,300円 | 7,800円 |
子ども(4歳~小学生) | 3,650円 | 3,900円 |
初めて行くのだから「全エリア制覇したい!」「全建物内を観たい」と思いますよね。せっかくなのでぜひめいっぱい楽しんで頂きたいです。
ただ、あまりに広大なジブリパークを1日で踏破するのは体力的にかなり大変ですので、どうかくれぐれも綿密な計画を立てて行ってくださいね。

ジブリパークは平日も休日も17時閉園…。夜営業はないにゃ!
大さんぽ券プレミアムで入れるエリア、入れる建物
エリア名 | エリア入場 | 建物名 | 建物内観覧 |
---|---|---|---|
ジブリの大倉庫 ※入場時間指定あり | 〇 | ジブリの大倉庫 | 〇 |
青春の丘 | 〇 | 地球屋 | 〇 |
どんどこ森 | 〇 | サツキとメイの家 | 〇 |
もののけの里 | 〇 | – | – |
魔女の谷 ※再入場OK! | 〇 | オキノ邸 | 〇 |
ハウルの城 | 〇 | ||
魔女の家 | 〇 |
大さんぽ券プレミアムは魔女の谷エリアの建物内観覧もすべてOK!

2025年4月現在は大さんぽ券スタンダードやエリア券で魔女の谷に入場した人が「当日券」を購入するため、朝イチから長蛇の列ができています。

これまで朝イチで起こっていた「ヒン争奪戦」や「グーチョキパン屋行列」に加えて「当日券並び」が増え、人が分散される傾向にあるにゃ

プレミアム券を買ったアナタは「当日券」を購入する必要はありません。朝イチに何をしますか?ヒンを買う?グーチョキパン屋に並ぶ?

他にも、魔女の谷にある空飛ぶオーブンのモーニング(土日休日限定)に行く、ジブリの大倉庫のお土産を狙う、など選択肢はたくさん!

一緒に行く人とよく相談してくださいね。朝イチを制覇する人はジブリパークを制する!!
ハウルの動く城

いよいよここからは大さんぽ券【プレミアム】でジブリパークに行く前に観ておきたい作品をご紹介していきます。
まず初めの作品は「ハウルの動く城」
2004年に公開されたこの作品はヒロインの帽子屋ソフィーと魔法使いハウルを中心に物語が進んでいきますが、彼ら以外にもカカシのカブ、火の悪魔カルシファー、魔女の使いヒンなど魅力的なキャラクターが多く登場する作品です。
ジブリパーク内でもたくさん見かけるため、「ハウルの動く城」は観ておくべき作品の中でも優先順位1位です!

魔女の谷に行くチケットならマストで観てにゃ!
魔女の谷 ハウルの城

魔女の谷エリアには『ハウルの城』があり、ひとめ見たときの感動はきっと忘れられないものになるでしょう。

1時間に数回煙を吐き、ちょっと動くハウルの城です。
大さんぽ券プレミアムでは建物内観覧もできるので、完成度の高い屋内も楽しんでください。
魔女の谷 ヒンのブロンズアート

魔女の谷エリア、ハウルの城のすぐそばには魔女の使い犬ヒンがブロンズアートになってお散歩しています。
魔女の谷エリアで販売されている人気商品:ヒンのぬいぐるみを購入したら、ブロンズアートと一緒に写真を撮るのがお約束の構図です。
魔女の谷 カカシのカブ

魔女の谷エリアの荒野ではカカシのカブがハウルの城を見守っています。カカシのカブとの撮影も大人気スポットのひとつ。
作中の荒野がどんな風に表現されているか確かめてくださいね!
魔女の宅急便
お次の作品は「魔女の宅急便」。1989年に公開されたこの作品は、魔女の掟に従って1年間の修行に出る少女キキの挑戦と挫折、成長の物語です。
魔女、修行、黒猫、美しい街並みの都会、ひとりで暮らす修行、空飛ぶ魔法、そして甘酸っぱい初恋……と胸キュンワードが溢れるこの作品も、魔女の谷エリアに行くのならば絶対に観ておかなければなりません。
魔女の谷 グーチョキパン屋

魔女のキキがお手伝いをした『グーチョキパン屋』が魔女の谷エリアに本物のパン屋さんとしてオープンしています!
店内に入るまでに並ぶ、超大人気スポットです。

週末は短くて30分、長いと60分以上待つわん
魔女の谷 キキの部屋

グーチョキパン屋の2階にはキキと黒猫のジジが暮らした部屋も見学できます!

特別なチケットは不要で、魔女の谷エリアに入れる人ならだれでも見学OK

ただし部屋内の撮影は禁止にゃ
かなーり完成度が高いので絶対作品を観てから行くことがオススメ
魔女の谷 オキノ邸

大さんぽ券プレミアムではキキの実家『オキノ邸』も観ることができます。キキが走って駆け込んだあの2階建てのお家。

オキノはキキのお父さんの名前。ちなみに下の名前わん。
玄関には『魔女にご用の方はベルを鳴らしてください コキリ』のキャッチーな看板も飾られています。

大さんぽ券プレミアムでは建物内観覧ができますので、コキリさんの薬房やキキがわくわくしながら準備していたお部屋がどう再現されているか、作品と見比べてみてください!

こちらも屋内は撮影禁止にゃ
ジブリの忘れもの リュック


トラブルに巻き込まれ、スランプに深く悩み、苦しむキキを気晴らしに誘ってくれた絵描きのウルスラは、キキのお姉さん的存在で物語の大事なキーパーソンのひとりです。
そんな「ウルスラのリュック」がブロンズアートの忘れものになって、魔女の谷近くの東屋にあります。
もののけ姫
次は「もののけ姫」は1997年に公開された作品で、当時の日本歴代興行収入を塗り替えた話題作でした。
鉄を作るために自然破壊をする人間と、自然破壊を許さない神や森で暮らすもののけとの争いが描かれる、深い議論を呼ぶ作品です。
ジブリパークの「もののけの里」は全て「もののけ姫」が舞台となっています。
タタラ場

茅葺きの大きな屋根に、映画にも出てきた見張り台、中では愛知県の郷土料理『五平餅焼き』体験ができるスペースになっています。
乙事主(おっことぬし)

500歳の最長老猪神・乙事主(おっことぬし)が、もののけの里では小学生までの子どもだけが体験できる滑り台として作られました。

作中で目が見えない乙事主の雰囲気もリアルに再現されてるわん!
タタリ神

作中の荒神・タタリ神は本当に大きく恐ろしく描かれていましたが、もののけの里にいるタタリ神は地元のタイルに彩られたオブジェとして鎮座しています。
借りぐらしのアリエッティ
お次は「借りぐらしのアリエッティ」です。
2010年に公開されたジブリ作品で、小人の少女アリエッティが主人公です。人間に見つかってはいけない掟のアリエッティが病気療養でやってきた少年翔と交流する姿が描かれていきます。

「見つかってはいけない」シチュエーションがハラハラドキドキ……
ジブリの大倉庫 小人の部屋

作中でアリエッティ達が暮らした部屋がジブリの大倉庫内「小人の部屋」で表現されています。その再現度が高いのでぜひ作品を観てから訪れてください!

薄暗い床下の中で、とびきり鮮やかな色彩の部屋やかまぼこ板の扉がとてつもない映えスポットですよ
ジブリのわすれもの 角砂糖


ジブリパークは愛知県が管理運営する愛・地球博記念公園(通称:モリコロパーク)内に点在する形で運営されています。
そのモリコロパーク内にはジブリパークのチケットがなくても楽しめる展示や設備が整えられており、そのひとつ「ジブリのわすれもの」ではアリエッティの角砂糖がブロンズアートになって置かれています。

実物大の角砂糖が!!
アリエッティが忘れた角砂糖もあるジブリの忘れもの|マップ付きで全攻略!
千と千尋の神隠し
5つめの作品は「千と千尋の神隠し」
2001年に公開された「千と千尋の神隠し」は興行収入316億円超を叩き出し、当時の日本興業収入第1位を達成したあと長らくその記録を保持した作品です。
ジブリの大倉庫 食べるを描く展

ジブリの大倉庫内の「食べるを描く展」では、ジブリ作品のさまざまな『食べる』が描かれていますが、千と千尋の神隠しの有名なシーンも展示されています。
物語の冒頭、千尋のお父さんとお母さんが見知らぬお店の食事を食べてしまう有名なシーンをセットで再現されているのです(写真撮影禁止)
ジブリの忘れもの カンテラランプ

作中で銭婆の家まで千尋たちを案内してくれた一本足のカンテラランプがジブリの忘れものにもあります。
ジブリの忘れものの中でもちょーーーと行きづらい場所にあるためか、他の作品よりも認知度低めなカンテラランプです。

「ついで」に行けるようなところではなく、カンテラランプのために行く場所のためいつも人が少なめにゃ
しかし知名度と反比例するようにクオリティが高いので、SNSに投稿するにも一味違った写真が撮れるのでオススメです
天空の城ラピュタ
6つめの作品は「天空の城ラピュタ」
1986年に公開されたこの作品は、原作のない宮崎駿監督のオリジナルアニメ映画です。鉱山で働く少年パズーと北の谷で暮らしていたシータが主人公。誰もが追い求める天空の城ラピュタを巡って、ムスカ大佐、空中海賊のドーラ一家など個性的な面々も魅力的に描かれている作品です。

地上波で放送されるたび、滅びの言葉「バルス」がSNSを賑わしますね
ジブリの大倉庫 なりきり名場面展1

ジブリの大倉庫内にあるなりきり名場面展では、気を失ったシータが空から落ちてきてパズーに発見、保護される場面が再現されています。
明るく光る飛行石、浮かぶシータの身体…パズーになりきって両手で受け止めてください。
ジブリの大倉庫 なりきり名場面展2

なりきり名場面展ではもうひとつ、パズーが空中海賊の女頭ドーラの協力のもとシータを救出する場面が再現されています。
切なげな顔のシータ、鬼気迫るドーラの表情(写真を撮るのが難しい角度!)
こちらもパズーになりきって、シータを助けるべく手を伸ばした姿で写真を撮りましょう!
ジブリのわすれもの パズーのカバン
ジブリのわすれものにも「天空の城ラピュタ」のブロンズアートがあります。
パズーの荷物はエレベーター塔のすぐ近くにあるのですが、エレベーターを待つ場所からは見えないので意外とスルーしている方が多い印象です。
となりのトトロ
お次の作品は「となりのトトロ」です。
1988年に公開されたこの作品は昭和30年代の日本を舞台に、幼い少女サツキとメイが田舎に引っ越してきたところから始まります。サツキとメイがこの地で森の主トトロと出会い、不思議な交流を紡いでいくファンタジー作品です。
どんどこ森 サツキとメイの家

どんどこ森エリアにある「サツキとメイの家」は作中にも出てきた草壁家の新居が再現された建物です。
2005年の愛・地球博(愛知万博)でパブリオンのひとつとして建築され、万博の閉幕後も愛・地球博記念公園(モリコロパーク)で大切に保管・展示が続けられてきました。ジブリパークの開園を機にエリアのひとつとして、そして観覧できる建物としてリニューアルオープンしています。
どんどこ森 どんどこ堂

「サツキとメイの家」の裏山に登ると現れるトトロの形をした木の遊具「どんどこ堂」です。
大工さんが作った木組みの本体、日本家屋と同じ左官壁、瀬戸物職人さんが作った目と鼻、手で割った板で作られた板ぶきの屋根……と日本の伝統的な工法を取り入れて作られています。やさしい木の質感ながら「等身大!?」と思える大きなトトロを見た瞬間、映画の中でサツキとメイがトトロと出会ってびっくり仰天した気持ちがちょっとわかるかも。
ジブリのわすれもの メイの帽子ととうもろこし

ジブリのわすれものに「メイの帽子ととうもろこし」のブロンズアートを発見!
見たら誰もが微笑んでしまう可愛いとうもろこしも探してみてください!

どんどこ森バス停の近くにゃが、どうしてもわからなかったらネコバス停留所にいるスタッフさんに聞いてみるにゃ
耳をすませば
8つめの作品は、柊あおいさん原作の少女漫画を映画化した「耳をすませば」です。
1995年公開の作品で、読書が大好きな中学3年生の主人公月島雫と、ヴァイオリン職人を目指す天沢聖司の甘酸っぱい初恋を描いた青春ラブストーリー。

キャッチコピーの「好きなひとが、できました」に何度ときめかされたことか!
青春の丘 地球屋

青春の丘エリアでひときわ目立つ建物は作中に出てきた「地球屋」そのもの!
季節や天候によりますが、聖司の自転車と黄色のジャケットが屋外に展示されています。

ジャケットは羽織ってもOK!
屋内は、聖司がバイオリンを作っていた机、聖司や雫、西老人らがカントリーロードを合奏した工房が全くそのままの姿で再現されていて、映画のワンシーンがありありと思い出されること間違いなしです。
ジブリのわすれもの ムーン

「耳をすませば」に出てきた猫のムーンがブロンズアートになって、ふてぶてしく鎮座しています。
香箱座りのムーンがベンチで待っているジブリの忘れもの(記事内アンカー#1へ)
猫の恩返し
最後の作品は2002年に公開された「猫の恩返し」です。「耳をすませば」のヒロイン月島雫が書いた物語という設定の作品。

ジブリは「続編は作らない」ことで有名ですが、猫の恩返しは唯一のスピンオフ作品となりました
女子高生のハルが猫の国の王子:ルーンを助けたことで、お妃候補にされてしまうファンタジー物語です。
青春の丘 猫の事務所

青春の丘エリアにはリアルに再現された「猫の事務所」が建設されました。
中をのぞけばバロンやムタにも出会えます!
猫の城遊具

猫の城遊具はジブリパークのチケット不要、事前予約不要、平日は料金無料のアスレチック遊具広場です。

土日や長期休暇などは有料、しかも大人だけでは入場できなくなるので要注意!
広場内は、猫王の城に猫王のイスが設置され、猫の国のタワーと迷路など「猫の恩返し」を観た後なら大人も楽しめる広場になっています。
ジブリパーク行く前に観ておくべきジブリ作品【大さんぽ券プレミアム編】まとめ

大さんぽ券プレミアムでジブリパークに行く方が観ておくべきジブリ作品をご紹介しました。
- ハウルの動く城
- 魔女の宅急便
- もののけ姫
- 借りぐらしのアリエッティ
- 千と千尋の神隠し
- 天空の城ラピュタ
- となりのトトロ
- 耳をすませば
- 猫の恩返し
魔女の谷エリアに行く前には「ハウルの動く城」や「魔女の宅急便」を観ておくとテンション爆上がりは間違いなしですし、もののけの里エリアは「もののけ姫」の世界観に溢れています。
「借りぐらしのアリエッティ」を観たあとなら、ジブリの大倉庫内 『小人の部屋』の再現度の高さに驚くでしょう。
『食べるを描く展』で展示されている千尋のお父さんとお母さんが爆食してしまった屋台にワクワクして、

この目いっぱいのおいしそうなおかずを見たら食べちゃうよね~って思うにゃ
『なりきり名場面展』で再現された「天空の城ラピュタ」のワンシーンでパズーになりきって写真を撮るための構図を調べておきましょう。
ジブリパークはジブリ作品を観てから行くと、さらに楽しめること間違いなし!あなたのジブリパーク旅がめいっぱい楽しいものとなりますように☆
今日はここまで!
またねー
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